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Emerson solo :エマーソン北村

2020.08.31 Mon @
今後のエマーソンライブとそこでのCOVID-19対策につきまして

COVID-19が僕らの生活に大きな影響を及ぼすようになって半年が経ちました。
世の中を見ているとCOVIDの問題はなんだか後景に下がったようになっていますが、相変わらず感染によって苦しむ方、大切な人を亡くした方は存在し、ライブは望ましい形で行われず、経済的な影響が深刻な方は増えているわけで、そのような事実が置き去りになってはならないと思います。

僕が読んだり聞いたことによれば、COVIDは症状が出る前にも、あるいは症状がないまま、実は感染しているということがあって、自分が感染しているとは知らずにウイルスを排出している、という可能性があるそうです。そうだとすればその意味するところは、(投げやりな意味でなく)誰もがCOVIDウイルスの保持者になる可能性があるということで、人の集まる場において感染の可能性を完全にゼロにできる手軽な方法は、いまだにないということになります。
クラスターを扱うマスメディアの報道等を見ていると、感染と非感染のあいだに「線引き」をして、線からこちらは「清浄」でそこから先は「そうでない」人や場所、という風に分けているのではないかと感じることがあります。線から向こう側を締め出しておけばこちらは安全という発想です。これは違うと思います。実際には、今僕たちが暮らしている世界には「安全」から「感染」にいたる幅広い「可能性」のグラデーションが存在していて、その間に区切り線はないのです。だからどうなってもいい、ではなくて、だからこそ、感染の可能性を下げるための「あらゆる」努力を、人を集める仕事ではしなければいけないと思います。
この努力をする上で、感染者を差別することや予断によって特定の場所や集まりをおとしめることは、マイナス以外のなにものでもありません。繰り返しますが投げやりな意味でなく、自分を含めて誰もがウイルスを保持する可能性を考えれば、安易に人や場所を攻撃することはできないはずです。

ライブをはじめとする様々な現場では今、人によってCOVIDの対応に温度差があることが、問題の種になっているように思います。多くのライブが「再開」される中で、まだライブを行うかどうか一件ごとに悩みまくっていたり(僕です)、バンド内でもメンバーによって考え方が違っていたり、ライブをやると決めた人も当日のなりゆきに非常な神経を使っていたり……正解はいまだ見えないのですから、誰のどの判断も間違っていないし、それを他人に強制することもできません。しかしながら、日付のあるスケジュールというものには、決定を出さなければなりません。僕自身は、自分に決定権のあるライブについては、出演者や関係者の中に一人でも不安のある人がいるのなら行わない、本当に五分五分な場合は、冒頭に書いた、一番COVIDによって苦しむ人をイメージした上で自分のやることに責任を持てるか、ということを考えて決めるようにしています(実際にはめちゃめちゃ難しいです)。
国や都が、もっと科学的で責任のある対応をしてくれていれば、僕の気持ちももっと前向きになったでしょうが、もう、それには期待しません。自分が持っている知識とできることの範囲内で、今後のライブの進め方を決めてゆかなければなりません。

今誰もが疑問に思っていることは「いつこの状態が終わるのか」から「どうなったら終わり、と言えるようになるのか」に移ってきているような気がします。僕自身が調べたところでは、遺伝子が変異しやすいCOVIDのようなウイルスに対しては、安易にワクチンに期待するのは問題があるようです。四月五月の時点で夢を描いたように「はい、今日でCOVID終了!」という瞬間が来るわけではどうやらなく、ひとりひとりが少しずつ、苦しい生活の中で自分なりの「次」を積み重ね、それを後から見ることによってしか終わりはわからないのではないか、と思うようになっています。


前置きが大変長くなりました。このような考えに基づいて、自分が関係するライブや主催するイベント、エマソロがメインアクトとなるライブにおいては、以下の方針をとらせていただきます。多くは既にやっていることですが、改めてまとめて公表します。また、自分の主催でないライブ・イベントにも感染対策をきちんと取ってもらうように求めてまいりますが、通知活動などはこの通りではない場合があることをお断りしておきます。

まず、自分が稼働するライブの総数を、少なくとも2021年の春前頃まで、減らします(やめはしません)。感染対策のなされていないものにはもちろん出演しませんが、それ以外は、出演するしないの判断は、状況に応じたものとさせていただきます。その結果「あの仕事は受けたのにこれは断るのか」といったバラつきが生じるかもしれませんが、決してオファーそのものに優劣をつけているわけではありませんので、業界関係者のみなさま、どうかご理解ください。また、こういう時こそアーティストには十分な収入があるべきだと思っているので、報酬に関しては通常どおりかそれ以上の希望を出させていただきます。こちらもご理解いただけたら幸いです。

自分主催のイベント、あるいは自分が中心となるライブの現場では、マスク手洗いうがい、ソーシャルディスタンシング等通常の感染対策を十分に行うのはもちろんのこと、僕自身が無症状あるいは発症前のウイルス保持者となる可能性を常に考え、次のような通知活動を行います。

ライブに来場されるみなさんのお名前(ニックネーム可)とメールアドレスを収集します。入り口にQRコードを掲示しますので、そこからフォームに行って入力し、送信してください。スマホでない方は手書きで渡していただければ、後で僕がリストに入力しておきます。
後日このイベントにおいて、あるいは前後のエマーソン北村の活動において、僕自身や僕が接触した人のCOVID感染の事例が判明した場合には、みなさまにお知らせして注意を促します。メールでお伝えできるのは情報を共有して注意を促すことだけですが、有意義にお使いいただけたらと思います。
入力していただいた情報はこれ以外の目的には使いません。またリストはイベントの二〜三ヶ月後に破棄します。

今後状況が改善した場合には、変わらず安全対策をした上で、ライブの内容に力を注ぎ、会場キャパシティいっぱいのお客さまに来ていただき、時間と場所を共有することの意味を存分に感じていただけるようなイベントを作り、パフォーマンスしていきたいと思っております。どうぞよろしくお願いします!

2020年8月31日(月) エマーソン北村

Emerson solo :エマーソン北村

2020.04.27 Mon @
COVID-19問題に伴う今後のライブスケジュールにつきまして

COVID-19 の拡がりによって、僕が出演する予定だった多くのライブ・イベントが中止や延期になっています。これを書いているのは4月下旬ですが、リハーサルを含めると2月下旬から、現時点では5月中旬までのほとんどのライブが中止・延期になりました。

このホームページでは記録の意味も含めて、中止・延期になったライブのポストは削除せず、(中止)(延期)等と記してタイトルを残します。記されているのは一度発表があった後に中止・延期となったライブだけで、実際にはもっと多くのライブが、企画段階で中止になっています。また現時点で実施が告知されているライブも、今後の状況次第では中止・延期となり、このホームページの更新が間に合わない場合もありますので、最新の情報をご確認いただけたらと思います。

最も悩ましいのは、今後のライブ企画です。僕と全国のイベントオーガナイザーさんとの間で進めている企画が、いくつか宙ぶらりんになっています。どのオーガナイザーさんも、今まで一緒に良いツアーを作ってきた仲間と言える方々です。やむを得ないとはいえ、会場の仮押さえなどをしていただいたまま詳細の決定ができず、お待たせていることをお詫びします。

いつ、どのような形で再びライブ活動をスタートできるか。そしてどのように先を見通してイベント企画を進めるか。ある意味では現時点の感染防止よりもさらに難しい問題です。はっきり言えることは、ライブ活動というものがいろんな意味で今までと違ったものになるだろうということ、そしてそれゆえに、一本のライブ・一本の企画が、今まで以上に大事になるだろうということです。このホームページをご覧になる方々にもご迷惑をかけたり、ご協力をお願いすることがあるかもしれません。今後ともどうぞよろしくお願いします。

2020年4月27日(月)エマーソン北村